定期的な歯のケアが愛犬の健康寿命を延ばす、犬の歯磨きのやり方と頻度は?

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歯のケアで犬の寿命を5年延ばす

こまめな歯のケアで、犬の寿命を5年延ばすことができるのを知っていますか? 思ったより多くの飼い主が犬の歯磨きを疎かにします。犬が歯磨きを嫌がったり、飼い主が忙しかったり、面倒だったりなどが理由です。しかし、継続して歯の管理をしないと、歯の変色、歯肉の炎症、口臭が発生し、悪化するとバクテリアが血流に乗って腎臓と心臓疾患を引き起こすことがあります。それだけでなく、歯が弱ってしっかり噛めないと咀嚼筋の役割が失われて認知症の可能性を高めることがあります。

犬の歯磨きはいつから

では、犬の歯磨きはいつからどのように始めればいいのでしょうか? 大抵、永久歯が生え始めたら歯磨きを始めます。できれば、その前から歯ブラシと歯磨き粉に慣れさせてあげるといいです。歯磨きの回数は1日に1回が理想的です。ウェットフードや水分量の多いおやつを与える場合は、乾燥した食べ物に比べて歯間に挟まったり歯石になりやすいため、すぐに歯を磨くことをおすすめします。もし犬が歯磨きを激しく拒否し、ストレスをたくさん感じてしまうようなら、歯磨きの周期を最大3日まで伸ばしてもいいです。食べ物を食べてから3日経つと口の中に残っている食べかすが歯石になるので、3日以内に歯磨きをすることが望ましいです。 飼い主が歯磨きを疎かにすると、犬は歯石除去のために全身麻酔をしなければいけなくなります。全身麻酔によって血圧低下、臓器機能低下、アレルギー反応、呼吸器異常などの副作用が起こる可能性があるため、清潔な歯の管理が必要です。

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歯磨きのやり方

はじめて歯磨きをするときは、まず指に布やタオルを巻いて、指先にウェットフードやおやつをつけて、犬が自然に舐めるように誘導します。指を歯に当てても拒否しなければ、前歯から軽くこすって内側まで磨きます。歯茎や歯を触ることに十分慣れてきたと判断したら、犬専用の歯ブラシにウェットフードやおやつをつけて、上の歯を磨いてみましょう。歯ブラシに慣れてきたら、歯ブラシに歯磨き粉をつけて犬に匂いや味見をさせてみて抵抗感を下げるといいでしょう。そして次の日、犬が歯磨き粉の匂いを嗅いでも拒否しなければ、ゆっくり歯を磨き始めます。2日目は軽く上の歯を磨き、次の日には下の歯、そしてその次の日には奥歯を含む歯全体を磨きましょう。特に、歯茎と歯の境界線に歯垢がたまりやすいので、丁寧に磨きましょう。歯磨きを拒否する犬を叱ると、歯磨きに対する悪い印象を植え付けてしまうので、犬の体調によって歯磨きの時間を調節し、歯磨きの後は褒め言葉とおもちゃでご褒美をあげましょう。

飼い主の多くは歯みがきの代わりに歯石除去用のおやつやデンタルガムなどを与えますが、これは歯と歯ぐきの間の歯垢を取り除く効果はほとんどありません。犬と健康なペット生活のために歯磨きを怠らないようにしましょう。

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