犬も車酔いをする?車酔いの症状と対策を解説!

犬も人と同じように車に乗ると車酔いします。平衡感覚器官が完全に発達していない小さい犬の方が車酔いしやすいです。耳の鼓膜の内側には、体の運動感覚や平衡感覚を感知して脳に伝達する前庭器官があります。視覚を通じて、窓の外の風景が過ぎていく様子が脳に伝えられます。この時、体の平衡感覚は揺れを感じているのに、体は動いていないため、脳の中で情報の不一致という混乱を生み出します。その結果、嘔吐、度重なるあくび、涙、ぐったりする、よだれを垂らすなどの車酔いにつながります。犬の車酔いは体質的に治せないこともありますが、多くの場合、飼い主の努力で車酔いの症状を和らげることができます。

目次

車に乗る前の準備事項

トレーニングや経験をどうするかによって車に対する認識が変わり、車酔いに悩まされなくなります。まず、車で移動する前に飼い主がするべきことについてお話します。

車に乗せる前にエンジン音や車内の匂いなどに慣れる時間を与えます。

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まずは、犬がじっくり車内を探索する時間を与えましょう。その後、エンジンをかけたまま遊んだり、おやつをあげたりして良い認識を植え付けます。

餌とおやつは車に乗る2時間前までに与えましょう。

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食べ物を十分に消化した後で車に乗ると、車酔いによる吐き気を減らすことができます。しかし、ひどく酔えば空腹状態でも胃液を吐くことがあるので、ビニール袋、ティッシュなどを用意しておきましょう。酔いやすい犬が長時間移動しないといけない場合は、お水をたくさん飲むことも嘔吐につながることがあるので、少しずつ頻繁に与えてください。

外出する前には車内の換気と掃除をしましょう。

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嗅覚が発達している犬にとって車内の匂いは馴染みがなく、不快に感じることがあります。特に、自動車の芳香剤、エアコン、シートの匂いやタバコの匂いに耐えづらい可能性があるため、外出前だけでなく、普段から換気と掃除を頻繁にするようにしましょう。

犬用コンテナに慣れるため、予め訓練しておきましょう。

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緊張したり、ストレスで犬が興奮してしまうと、前後の座席を移動し続けたり、運転手の視界を乱したりする可能性があります。それに備えて、移動中は犬をコンテナから出させないか、自由に動かないようハーネスで固定しておくと良いでしょう。そのため、車で移動する場合は、予めコンテナに入る訓練をしておいて、コンテナの中にいれば安全だという認識を与えるようにしましょう。そのようにしつけをしておくと、車に乗る際、コンテナの中にいるだけでもストレスを軽減させることができます。

乗り物酔いの症状

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  • 暑い夏の日のようにはぁはぁと呼吸が荒くなる
  • べたべたするよだれを急にたくさん垂らす
  • 力なくうなだれる
  • あくびをする
  • じっとしていられず前後に行ったり来たり動いている
  • ひどい場合は吐く

車酔い対処方法

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外の空気を吸うことができるように窓を開けます。
車内の慣れない匂いによって車酔いがひどくなることもあるので、涼しい外の空気を吸いながら安静にさせておきましょう。ストレスを受けた犬が突然窓の外に飛び降りることがあるので、飼い主が犬の胴体やハーネスをしっかり掴んでおきましょう。

車酔いのせいで暑い日のようにはぁはぁと息を荒くすることがあります。
犬はストレスを受けると体温が急激に上がります。舌を出して息を大きく吐き出しながら上がった体温を下げるのですが、この状態が長時間続くと脱水症状になるため、少量ずつ頻繁に水を与えましょう。

長距離なら30分または1時間ごとに停車して犬と散歩しましょう。
この方法は車酔いの症状を落ち着かせるだけでなく、車に対する良い印象を植えつける方法のひとつです。車で毎回動物病院に行って治療を受けたり美容を受けたりすると、犬が車に乗った瞬間からストレスを感じ始めます。そこで、短い距離にある公園やペットプールなど、ペットが楽しく遊べる場所に行って、車に乗ると良いことがあるという印象を与えてください。

前後の座席を行き来して不安がっている場合は、犬を叱ったりしてはいけません。
穏やかな声と手で不安な気持ちを鎮めてあげると、車酔いの症状を和らげ、車に対して良い印象を与えることができます。

犬用チャイルドシートは、車の振動や揺れを最小限に抑えてくれる製品をお使いください。
ほとんどが厚くて快適なクッションで作られているため、車のシートよりもチャイルドシートの方が快適さと安らぎを与えることができます。ぜひ試してみてください。

以上、車酔いの原因と対処方法について調べてみました。皆さん、ペットとの幸せな生活をお送りください。

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