置き餌?時間きっちり?多くの飼い主さんが一度は悩んだことがある餌の与え方

決まった時間にご飯をあげる? それともいつでも食べられるようにしておく?愛犬の飼い主なら一度は悩んだことがあると思います。今日はそれぞれのメリットとデメリットについてお伝えします。

目次

決まった時間にあげる

決められた時間に決められた量の餌をあげる方法です。

ペットサプリはケアプラス_多くの飼い主さんが一度は悩んだことがある、置き餌 vs 決まった時間に餌をあげる

メリット

・飼い主との一体感を高めるのに役立ち、トレーニングするのが簡単になります。餌を食べる前におやつを利用してトレーニングの集中度を高めることができるため、より効果的かつ簡単にトレーニングができます。

体重管理ができます。 犬は少しでも空腹感を感じたら食べ物を探して食べるため、常に餌が置かれていると肥満になる可能性が高くなります。決まった時間にあげることは、必要に応じて量と回数を調節することができるため、体重管理が必要な犬に適した方法です。

・体の具合が悪かったり、薬や栄養剤を食事前や後に飲ませないといけない場合、薬を餌に混ぜて決まった時間にあげることができます。

・犬の健康状態を毎日チェックできます。もし食べた量が普段より少なかった場合、健康上の問題にすぐ気づけます。特に、犬が高齢のため細心のケアが必要だったり、数匹飼っている場合はこの方法をおすすめします。 それだけでなく、排便の周期が一定になるため、犬の排便周期と便の状態を確認することができるというメリットもあります。

健康な犬が黄色い液体と泡の混じった黄色い吐物をよく吐くなら決まった時間に餌をあげるほうがいいです。 胆汁嘔吐症候群と呼ばれるこの症状は、空腹が長時間持続した時、胃から胆汁と胃液が逆流して現れると言われています。 もし、置き餌によって餌に対する興味が低下した犬が、もっとおいしい食べ物を食べるために置いてある餌を食べずに我慢すれば、胃酸の過剰分泌により嘔吐することになります。 このような犬たちは他の犬たちより頻繁に規則的な食事をすることで症状を減らすことができます。

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デメリット

・決まった時間にだけ食べられるということが犬に不安を与え、食い意地の張った犬になる可能性があります。 多頭飼いの場合、食べ物に対する執着によって犬の攻撃性が高まる場合があります。

・犬の成長段階、活動量、生活パターンなどによって適切な量の餌を与えなければならないため、飼い主の注意が必要です。成長期の犬は食事の量が急激に増える場合があります。 もし飼い主がそれに気づかず、普段と同じ量の餌をあげた場合、犬が成長に必要な十分な栄養を摂取できなくなります。 また、食べ物に対する執着が生じたり、便を食べるなどの異常行動を起こすこともあります。

・本能ではない義務感による食事は犬にストレスを与えることがあります。今じゃないと食べられないという考えからお腹が空いていなくても食事をするようになり、犬がストレスを受ける場合があります。

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注意点

・何でも食べてから吐き出す場合や、自分の便を食べる食糞を見せる犬は餌を与える方法を変えた方がいいです。

・1日2回餌を与えるのがいいです。 決まった時間でも少量を数回に分けてあげたり、一度に大量の餌をあげるのは犬の健康に良くありません。 前者の場合、腎臓過剰濾過による頭痛、眼球痛、意識障害、興奮、痙攣、ひどい場合は脳出血まで伴います。 また、犬が一度に大量の餌を摂取した場合、胃に食べ物や胃液などの内容物が停滞して、急速かつ高度に胃が拡張する急性胃拡張により、犬の健康に致命傷を負わせます。 応急治療と手術を受けなければ、わずか数時間で死亡することもある急性疾病だそうです。

・ 決められた時間にあげる場合、最低6ヶ月まではおやつを制限したほうがいいです。犬がおやつに味をしめると餌を拒否して決まった時間に食事をしなくなるからです。

置き餌

犬がいつでも食べたい時に食べられるように常に餌を置いておく方法です。

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メリット

・食い意地の張った犬の場合、置き餌をすれば犬がいつでも食べられるという安心感で、一度に多くの量を食べずに自分で量を調節できるようになります。

・飼い主が夜勤、会食などで日程が不規則だったり忙しい場合、置き餌にすれば犬が食事を抜く心配がありません

・飼い主に対する分離不安が激しい場合、自分に餌を与えてくれるのは飼い主だけだという考えから執着がひどくなることがあります。 しかし、置き餌にすれば飼い主への依存度が低下する可能性があります。

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デメリット

・犬の唾液がついた餌が長時間常温にさらされると、食中毒の危険が高くなります。 簡単に菌が繁殖したり、カビが生える可能性があり、衛生的でないというデメリットがあります。

・空気中に長期間放置されると餌の食感が低下し、風味や鮮度が落ちるため、ご飯への関心が薄くなることがあります。

・長時間常温で犬の餌を置いていなければいけないので、ドッグフード以外の食べ物をあげにくいというデメリットがあります。 生モノや缶詰の餌などは、長時間常温にさらされると簡単に傷み、虫が湧く恐れがあるため置くことができません。そのため、餌の多様性がなくなります

犬の体重管理が難しくなります。 餌を一緒に食べる他の犬に競争心を感じたり、犬がとても幼かったり、心理的に不安だったり、ストレスが多い場合など、様々な理由で一人で食事調節ができない場合があります。

・飼い主への依存性がなくなることがあります。 飼い主の助けがなくてもご飯を食べることができるため、飼い主への依存性が落ちる可能性があります。 子どもの時から置き餌をする犬たち、特に食い意地のない犬たちは、食べ物に対する執着がないので訓練が難しくなるかもしれません。

・犬の健康状態がチェックしづらくなります。置き餌は決まった時間にご飯を食べないため、犬が餌をいつどれほど食べたのか、一度にたくさん食べたのか、急いで食べなかったかなどを知ることができません。

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注意点

・最低1歳以後、日常トレーニングを受けた後、置き餌を実施すると良いでしょう。 生後2~6ヶ月はしつけをするのに最適な時期です。 食事前に食べ物に対する関心を利用して、上手にできたらおやつを与え、褒めながらしつけをすると良いです。

・決まった量の餌を食べない犬におやつで量を補ってはいけません。 置き餌をすると餌が常にあるため、餌への関心が低下する可能性があります。 そんな時におやつで補うと偏食したり、餌を拒否したりする場合があります。

・食い意地の張った犬の食い意地を減らすために置き餌をする場合、餌より美味しい食べ物を与えて餌に対する興味を少し無くす方法を試してみるのもいいでしょう。 食欲旺盛な犬なら一度にたくさんの量を食べたり、急いで食べたりして消化不良やお腹をこわすことがあります。 食事の時間前や食事の途中に美味しい食べ物をあげると、餌への執着が減り、急いで食べる食習慣を直すことができます。

飼い主の生活パターンを考えて適切な方法を選ぶ

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自分の愛犬の食習慣や飼い主の生活パターンを考えて適切な方法を選ぶのが望ましいです。どんな方法でも注意点を熟知して行えば、犬が正しい食習慣を身につけられるようになります。正しい食習慣を通じて大切な愛犬の健康を守ってください。

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